従業員の「心の病」について

最近3年間の「心の病」は「横ばい」が51.4%、「増加傾向が」37.6%というように、増加傾向の企業も依然として多いです。

「心の病」の割合は40代が36.2%と、従業員の中で「心の病」が最も多い年齢層は40代です。管理職層に増えている事になります。次に30代、10~20代、50代と続きます。
 

企業の「心の病」の取り組みに期待する内容上位3位は
「不調者が早期に発見出来る」(86.2%)
「不調者に適切な対応が出来る」(81.7%)
「休職者の復職が適切に支援出来る」(71.6%)となっています

職場や働き方の変化上位3位は
「職場に人を育てる余裕がなくなってきている」(76.1%)
「管理職の目が一人一人に届きにくくなってきている」(69.7%)
「仕事の全体像や意味を考える余裕が職場になくなってきている」(68.3%)となっています。いずれも、組織のコミュニケーション力の減少と関わる項目であるだけに気になるところです。

しかし、企業が最も力を入れている、「心の病」の早期発見・早期対応(二次予防)で効果がある割合は51.4%、約半数で、効果が実感できていない企業も約半数あります。

従来に比較すると、「心の病」の対策に着手している企業は増えていますが、積極的ではなく、「心の病」にかかった者が出たからという消極的なところから対策を講じている企業がまだまだ多いといえます。
「心の病」にかかる者を出さないための取り組みを継続的に行っていく事が、今、企業には求められているといえそうです。

しかし、企業が「心の病」に罹っている者を発見するタイミングは限られています。

以下の具体的な症状も参考になればと思います。

自分で気づきやすい症状と、自分では気づきにくく、家族など周りの人が先に気づく変化があります。
自分で気づきやすい症状としては
・腹がたってイライラする
・気持ちが落ち込んで自信がなくなる
・必要以上に不安になる
・周りの出来事を自分と結びつけて取り越し苦労をしたりする
など、精神的な症状があります。
・体がだるくて疲れがとれない
・息苦しい
など、身体的な症状があります。

自分では気づかず周りの人が先に気づく変化として
・生活リズムや服装の乱れなどの行動の変化
・気分が高ぶって、いつになく自信家になったり浪費に走ったりする
などがあります。

「心の病」の可能性を考える有力な手がかりが症状ですが、症状があるからといって病気であるとは限りません。大きな出来事があれば眠れないこともありますし大切な人が病気になれば気持ちが憂うつになります。健康な人では、何かの症状や変化が出ていても、ストレスが去れば元の状態に戻ります。しかし、症状が長く続いたり、生活するうえで支障が大きかったり、つらくて苦しいといった場合には病気の可能性があります。

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