キャリアアップ助成金について

厚生労働省は、非正規雇用問題に対する取り組みの一環として、キャリアアップ助成金を、平成25年度予算成立をうけて開始されました。

内容は、有期契約労働者等(契約社員やパート等)の企業内でのキャリアアップを支援する事業主に対する包括的な助成制度や正規雇用への転換、人材育成、処遇改善などです。
同助成金は、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といった非正規労働者の企業内でのキャリアアップを促進し、労働者の士気・能力の向上、生産性アップ、優秀な人材の確保・定着につなげるためのものです。

助成メニューは、「正規雇用・無期雇用転換支援」「人材育成」「処遇改善」「健康管理」「短時間正社員の導入支援」「パート労働時間拡大促進」の6つの柱からなっています。

この助成金は、すべての会社が対象です。対象事業の限定をなくし、全業種、企業規模も関係なく、非正規雇用者の教育、訓練、待遇改善に対し助成します。

これに先立ち、本年1月から重点分野等(健康、環境、農林漁業等)の事業主が実施する人材育成についての助成のみ、前倒しで実施しています。

・新規採用に限りません。
・今いる契約社員、パート、新規採用に使えます。
・教育訓練は、社内で社内の人が実施できます。
・訓練内容は、趣味、教養以外のものなら対象です。

<概要>

●正社員化でキャリアアップ助成金。正規雇用または無期雇用に転換する制度を規定した場合

①有期→正規:1人当たり40万円(大企業30万円)

②有期→無期:1人当たり20万円(大企業15万円)

③無期→正規:1人当たり20万円(大企業15万円)となっています。

※対象者が母子家庭の母等又は父子家庭の父の場合①1人当たり10万円、②5万円、③5万円加算されます。

●契約社員・パートの教育にもキャリアアップ助成金。

人材育成支援は、一般職業訓練(Off-JT)およびOJTの双方が対象となります。

ただしOJTの場合は、ジョブカードを活用したOff-JTとOJTを組み合わせた「有期実習型訓練」を3~6ヵ月実施する必要があります。

助成額は、Off-JTに対し1人1時間当たり賃金800円(大企業500円)、経費助成上限20万円(大企業15万円)、OJTの場合には1人1時間当たり賃金700円となっています。

●処遇改善関連では、すべての契約社員等の基本給の賃金規定を作成し、3%以上賃金増額改定するとキャリアアップ助成されます。

助成額は、1人当たり1万円(大企業は7500円)、「職務分析・職務評価」を活用した場合1事業主当たり10万円(7.5万円)加算されます。

●健康管理を目的としたものでは、パート・契約社員にも「健康診断制度」を規定し、実際に4人以上実施した場合にキャリアアップ助成金。

4人以上実施した場合、1事業所当たり40万円 (大企業は30万円)です。

●短時間正社員に移行する制度を規定し、労働者を短時間正社員に移行・新規雇入れした場合には1人当たり20万円(大企業は15万円)助成されます。

※対象者が母子家庭の母等又は父子家庭の父の場合、1人当たり10万円加算されます。

●パート労働者の週所定労働時間を25時間未満から30時間以上に拡大した際にも1人当たり10万円(大企業は7万5000円)が助成されます。

これらは、「有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン」に沿って、キャリアアップ管理者を配置すると同時に、「キャリアアップ計画」を作成することが支給の条件になります。


キャリアアップ助成金について、その対象者と適用できるコースについて一覧形式にまとめた資料が、厚生労働省より公開されております。

http://www.lcgjapan.com/pdf/careerup.pdf

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